股関節の痛みは骨や軟骨が原因なの?筋膜リリースが必要な理由!

症状

股関節の痛みや、ポキポキと音が鳴ることに悩まされていませんでしょうか。股関節の痛みを訴えてレントゲンやMRI検査をすると、「軟骨がすり減っている」「手術をしなければ治らない」と言われることもあります。

でも手術を検討するのは最後の手段にしてください。股関節の痛みの多くは、筋膜の緊張を取り除くことで改善が期待できます。こちらのページでは、股関節の痛みの原因や改善法、自分でできる予防法について詳しくご紹介しています。

股関節の痛みの原因

  • 軟骨のすり減りが股関節の痛みを引き起こすと説明されることがある
  • 加齢も股関節の痛みを引き起こすと言われる
  • 股関節の病気が痛みを引き起こすことがある

軟骨のすり減り

股関節の痛みがある場合、整形外科ではレントゲンやMRI検査をおこなうのが一般的です。その結果、股関節の軟骨がすり減り、骨盤の骨(臼蓋・きゅうがい)とぶつかることで、痛みを生じていると説明されることがあります。

加齢

股関節の痛みの原因としては、加齢も挙げられています。年齢とともに骨がもろくなると、股関節での摩耗がおこり、痛みを引き起こすと考えられています。

股関節の病気

股関節の病気によって、痛みを引き起こすケースもあります。たとえば何らかの原因によって股関節への血流が滞った場合に、大腿骨骨頭壊死を引き起こすことがあります。

また、年齢とともに股関節の変形を引き起こし、変形性股関節症を発症した場合も、股関節まわりや臀部(お尻)に痛みを生じることがあります。その他、関節リウマチが股関節の痛みを引き起こすこともあります。

股関節の痛みは手術をしないと治らない?

  • 身体への負担が大きい手術は最後の手段に取っておくべき
  • 骨同士がぶつかっても股関節の痛みは出ない

身体への負担が大きい手術は最後の手段に取っておくべき

結論から申し上げますと、身体への負担が大きい手術は、最後の手段として取っておくべきでしょう。股関節の手術をした場合、回復までに長い時間が必要となりますし、場合によっては二次的なトラブルを招く可能性があります。

その他の治療法を試しても何ら改善が見られない場合や、痛みの余り日常生活に支障を来す場合は、手術を検討するのもよいでしょう。ただし、股関節に限らず、身体にメスを入れることには、大きな負担をともなうことを覚えておきましょう。

股関節の手術をしたとしても、股関節の痛みを再発するケースも珍しくありません。

骨同士がぶつかっても股関節の痛みは出ない

意外に思われるかもしれませんが、股関節の軟骨がすり減り、骨同士がぶつかったとしても、痛みが出ることはありません。というのの、骨には痛覚がないからです。仮に骨に痛覚があるとしたら、骨折をしたときのボルトなどの金属で固定することはできませんよね。

股関節の痛みの原因が骨にないとすれば、その他の軟部組織(筋肉や腱、靭帯)に問題があるのかもしれません。

自宅でできる股関節の痛みの予防法

  • 湯船にゆっくりと浸かって患部を温める
  • 股関節まわりのストレッチをおこなう
  • 座り方を見直す

湯船にゆっくりと浸かって患部を温める

お風呂に浸かった時に股関節の痛みが楽になるようであれば、積極的に患部を温めましょう。温めて楽になるということは、骨や軟骨が痛みの原因ではなく、筋肉や筋膜の緊張によって股関節痛が引き起こされていると考えられます。

仕事が忙しい方は、休みの前日や休日だけでも湯船に浸かりましょう。

股関節のストレッチをおこなう

お風呂に浸かって股関節の痛みが楽になるようであれば、ストレッチに取り組むことで股関節痛の予防が期待できます。股関節にはいろいろな筋肉が付着しているので、痛みが出やすい場所に応じた筋肉を緩めるのがおすすめです。

中でも殿筋群(お尻の筋肉)と大腰筋(お腹にある腰の筋肉)は、筋肉が原因となる股関節の痛みと深く関わっています。殿筋群と股関節のストレッチに関しては、こちらのページで詳しく解説しています。

ストレッチを続けるには、寝ながらできる簡単な方法がおすすめです。

座り方を見直す

股関節に限ったお話ではありませんが、筋肉は動かすことが原因ではなく、主に動かさないことが原因で硬くなります。とくにデスクワークの際に足を組んで座っていると、股関節への負担が大きくなり、痛みが出やすくなります。

また、長時間座り続けることも股関節への負担を増すため、仕事中であっても一息ついてストレッチをおこなったり、トイレ休憩を挟むなどして、股関節まわりの筋肉が硬くならないよう意識しましょう。

股関節を曲げた状態が続かないようにするのがポイントです!

股関節の痛みを改善するのに筋膜リリースが必要な理由

  • ストレッチでは股関節に近い場所が伸ばせない
  • 股関節の痛みは股関節以外の場所が原因で起こる
  • 関連する筋膜を緩めないとすぐ元に戻ってしまう

ストレッチでは股関節に近い場所が伸ばせない

股関節の痛みを改善するのに筋膜リリースが必要となる理由の1つが、ストレッチでは股関節に近い場所を伸ばせないことです。ストレッツは主に筋腹といって、大きな筋肉に対してアプローチする方法です。

骨に近い部分を起始部・停止部と呼ぶのですが、そこはストレッツで伸ばすことができません。股関節の痛みは主に筋肉の起始部にあらわれるため、筋膜リリースで起始部の緊張を緩める必要があるのです。

股関節以外の原因で痛みが起こっていることも少なくない

股関節の痛みがある場合、レントゲンやMRIで股関節の検査をおこない、痛みの原因を探るのが一般的です。ただ、股関節以外の場所が原因で痛みを引き起こしていることも少なくありません。

例えばお尻やお腹の筋肉が硬くなると、筋膜による牽引力で股関節の痛みを生じる可能性が高くなります。また、足首が硬いと地面からの衝撃が吸収できず、股関節への負担を増すこともあります。

股関節の痛みが治らないのは、股関節しか見ていないからかもしれません。

関連する筋膜を緩めないとすぐ元に戻ってしまう

股関節の痛みがある時に、まわりの筋肉を緩めると痛みが緩和することも少なくありません。ただ、しばらくすると元に戻ってしまうという方も少なくないのではないでしょうか。

その理由が、股関節の痛みに関連する筋膜を緩めていないからです。たとえばズボンのひざの部分を引っ張ると股関節部分も引っ張られるように、ひざの筋膜を緩めておかないと、股関節まわりがすぐに硬くなってしまうのです。

股関節の痛みを改善するには、関連する筋膜を特定することが欠かせません。

「整体 in せんがわ」での股関節の痛み改善法

  • 筋膜リリース
  • 骨盤調整
  • 身体の使い方に関するアドバイス

筋膜リリース

股関節の痛みを改善するためには、筋膜リリースが欠かせません。「整体 in せんがわ」ではいち早く筋膜に着目し、股関節の痛みを根本から改善に導いています。

関連する筋膜を緩めると、股関節まわりに触れなくても、痛みが解消することも珍しくありません。

骨盤調整

デスクワークが主流となった昨今、骨盤の傾きが多くの方に見られます。股関節に痛みがある場合、骨盤が前後に傾いている傾向にあります。骨盤のバランスを整えると、股関節にかかる負担が軽減し、股関節痛の根本的な改善につながります。

筋膜リリースと骨盤調整を同時におこなうと、痛みを感じない快適な時間が徐々に長くなりますよ。

身体の使い方に関するアドバイス

「整体の施術を受けても、そのときは楽になるけどしばらくすると元に戻る」…そのようなお話はよく聞かれますが、それは、日常生活における身体の使い方を教えてもらっていないからです。

仕事の種類や運動経験の有無、身体の硬さ、年齢、症状の程度によって、自分でするべき対処法は変わってきます。「整体 in せんがわ」では、1人1人に合った無理のない身体の使い方をアドバイスしています。

患者さん自身が予防に取り組むことで、施術効果の持続期間がさらに長くなります。

股関節の痛みにお悩みなら「整体 in せんがわ」までご相談を!

股関節が痛いと歩くのが億劫になり、それがさらに股関節痛を悪化させるという悪循環に陥ります。また、手術をすると相当の期間リハビリに励む必要があるだけでなく、年数が経過すると再び痛みに悩まされることも少なくありません。

股関節の痛みがある場合、ほとんどのケースで筋肉や筋膜の緊張、および誤った身体の使い方が見受けられます。身体にかかる負担の大きい手術は最後の手段に取っておき、まずは施術で改善を目指しませんか?

「整体 in せんがわ」には、手術が必要と言われたご高齢の方も多く通われています。
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