猫背の原因は筋緊張!4つのストレッチで美しい姿勢を目指そう!

姿勢

パソコンやスマホが手放せなくなった現代において、猫背は深刻な問題となりつつあります。なぜなら、猫背になると単に見た目が良くないだけでなく、さまざまな不調を引き起こす可能性があるからです。

猫背を改善するためには、筋トレではなくストレッチをすることが重要です。今回は猫背の原因や、美しい姿勢を手に入れるための簡単なストレッチについてご紹介します。

猫背になる5つの主な原因


猫背になる主な原因としては、次の5つがあげられます。

意外な原因で猫背になっているかもしれませんよ

  • パソコンやスマホの見過ぎ
  • 筋力の低下
  • 身長に合わない机や椅子
  • 視力の低下
  • 座り方

パソコンやスマホの見過ぎ

現代人の生活に欠かすことができなくなったパソコンやスマホですが、長時間に渡って画面を見ていると、ついつい顔を下に傾ける姿勢となるため、猫背になるリスクが増します。

最近ではスマホ首などという言葉も使われるようになっています。

スマホ首に関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。スマホをよく見る方はチェックしてみてくださいね。
【スマホ首ってなに?骨盤を起こしてストレートネックを予防しよう!】

筋力の低下

筋力の低下も猫背になるリスクを増します。特に身体を支える体幹の筋肉が衰えることで、猫背になる可能性が高くなります。

体幹は全身から頭と手足を除いた部分であって、インナーマッスルを意味するものではありません。

身長に合わない机や椅子

自分の身長と合ってない机や椅子を使っていると、猫背になるリスクを増してしまいます。身長に比べて机が低ければ背中を曲げることとなりますし、身長に比べて椅子が低ければ、机をのぞき込むような姿勢になります

お子さんが猫背にならないよう、机や椅子の高さには気を付けてあげましょう。

視力の低下

目が悪くなると、必然的に対象物へと顔を近づてみようとするため、猫背になる可能性が高くなります。また、度の合っていないメガネやコンタクトレンズを使っていると、さらに視力の低下を招くことがあります。

度が合っているメガネやコンタクトレンズをすることで、視力の低下を抑制できます。

座り方

デスクワークが主流となった昨今、座り方によって猫背のリスクを増す可能性があります。また、家でもソファにもたれかかるような姿勢で座っていると、やはり猫背になるリスクを高めてしまいます

骨盤が後ろへ傾くことで、猫背になるリスクを増します。

猫背が招く5つのデメリット

  • 猫背になると肩こりや頭痛といった身体的不調を招きやすくなる
  • 腰痛発症のリスクも猫背によって高くなる
  • 呼吸量が減少することで疲れやすくなる
  • 睡眠の質が低下する
  • 見た目が悪くなる

肩こりや頭痛のリスクを増す

猫背になると頭の位置が前方へスライドします。頭には全身の10分の1程度の重さがあるとされており、少し頭の位置が前へずれるだけで、肩や首にかかる負担が増大します

その結果、肩こりや首こりのリスクを増します。また、肩や首の筋肉が硬くなることで、脳へと送られる血流が阻害され、頭痛を発症するリスクも増します。

原因不明とされる頭痛の多くが、肩こりや首こりによってもたらされます。

腰痛のリスクを増す

猫背と腰痛は切っても切り離せない関係にあるといっても過言ではありません。骨盤が後ろに傾いて猫背になると、丸くなった腰への負担が増します。

その姿勢を続けることで腰まわりの筋肉が硬くなり、腰痛を引き起こすリスクが増すのです。ぎっくり腰を発症する方を見ていても、猫背気味の方が多い傾向にあります。

腰痛と猫背は密接な関係にあります。

呼吸量が低下し疲れやすくなる

猫背になると背中が丸くなりますが、背中が丸くなることで呼吸時の横隔膜の上下動が制限されます。私たちは一度の呼吸でおよそ500㏄の空気を吸うとされていますが、呼吸量が減少することにより、徐々に酸欠状態になります。

酸素が不足することで、身体が疲れやすくなります。

睡眠の質が低下する

猫背になると頚椎アーチ(首の骨のカーブ)がなくなり、ストレートネック気味になります。ストレートネック気味になると自律神経のバランスが乱されるため、睡眠の質の低下につながります。

朝起きてから時間がたっても眠いのは、猫背が原因かもしれませんよ。

見た目が悪くなる

見た目が悪くなることも、猫背のデメリットとしてあげられます。猫背になると元気がなく見られたり、やる気がないように見られたりする可能性があります。

また、実際の年齢よりも老けてみられることもあります。背中が丸くなることでバストが垂れて見えたり、骨盤が後ろに傾くことでお尻が垂れて見えたりするリスクも増します。

猫背は美容にとっても大敵といえます。

自分でできる4つの猫背改善ストレッチ


猫背は不良姿勢などが原因となって起こるため、姿勢を改善するためのストレッチがおすすめです。効率よく猫背を改善するためには、次の4つの筋肉をストレッチしましょう。

  • 小胸筋のストレッチ
  • 前鋸筋のストレッチ
  • 大腰筋のストレッチ
  • 殿筋群のストレッチ

小胸筋のストレッチ

小胸筋(しょうきょうきん)は身体の前側にある筋肉で唯一、肩甲骨とつながっています。そのため、小胸筋が硬くなると、肩甲骨が前へスライドし、猫背になるリスクを高めます。

  1. 布団やベッドにあおむけで寝る
  2. 両手を大きく横に開く
  3. 30秒×3セット繰り返す
寝ながらできるのでおすすめのストレッチです。

前鋸筋のストレッチ

前鋸筋(ぜんきょきん)は、肩甲骨と肋骨とを結んでいる筋肉で、肩甲骨の裏側に張り付くように存在しています。この筋肉が硬くなると猫背のリスクを増すことはもちろん、将来の四十肩・五十肩のリスクも増します。

  1. 壁を横にして立つ
  2. 右手を頭より高く上げて壁に触れる
  3. そのまま左足を半歩前に踏み出す
  4. 30秒したら反対側も同様におこなう
肩甲骨の裏側を気持ちよく伸ばしましょう。

大腰筋のストレッチ

大腰筋(だいようきん)は、腰の骨と骨盤をお腹側で結んでいる筋肉です。この筋肉が硬くなることで上半身が前に引っ張られ、猫背のリスクを増します。デスクワークの方に大腰筋の緊張が多くみられるので、積極的にストレッチしましょう。

  1. 布団やヨガマットの上で長座する
  2. 右足の膝を曲げ、かかとをお尻の横に持ってくる
  3. 両手を後ろに付いて上半身をゆっくり後ろに倒していく
  4. 30秒したら反対側も同様におこなう
可能であれば背中をべったりと布団やヨガマットにつけると、よりストレッチ効果が高くなります。

殿筋群のストレッチ

殿筋群(でんきんぐん)は、お尻に付着している筋肉の総称です。この筋肉が硬くなると、骨盤を起こすことができなくなり、猫背になる可能性が高くなります。また、腰痛や坐骨神経痛のリスクも増します。

  1. 布団やヨガマットに仰向けで寝る
  2. 右ひざを両手で抱えて胸の方向へひきつける
  3. 30秒したら反対側も同様におこなう
右ひざは左肩の方へ、左ひざは右肩の方へひきつけると、より効率的にストレッチングできます。

猫背を根本的に直したい方は整体院仙川までご相談ください

一口に猫背といっても、人によっていろいろな原因があります。特に日常の生活習慣によって猫背になっている場合、特定の筋肉が硬くなることで、猫背を招いていることがほとんどです。

そのため、どの筋肉の緊張が猫背を招いているのか原因を突き止めることが重要です。整体院仙川(整体 in せんがわ)では、筋肉や骨に関するスペシャリストが猫背の原因を突き止め、患者様と二人三脚で改善に当たっています。

猫背を改善すると、不調を取り除くだけでなく、スタイルアップも期待できます

何かご質問がございましたら、当院の無料カウンセリングでなんでもご相談くださいね。

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